シミの治療についてはいろいろな選択肢があります。大きく分ければ、医療機関で治療を受けるという方法と、ご自分で市販薬やコスメを使うという方法があります。医療機関を利用するメリットとしては、専門的な知識を持つ医師に診てもらえること、コスメなどよりも強力な方法を行ってもらえることがあります。デメリットとしては、医療機関に行くための費用や時間が掛かること、レーザーや光などの治療では特にコストが掛かることがあります。
処方してもらえる薬としては、ハイドロキノンやトラネキサム酸、ビタミンB群、ビタミンC、Lシステインなどがあります。少しでも早く、確実にシミを消したいのであれば、ハイドロキノンとトレチノイン（ビタミンA誘導体）の組み合わせが最適でしょう。ただしハイドロキノンは強力ですので、同じところに大量に塗ったりしますと白斑の原因になる可能性があるなどの問題も指摘されています。そのため、医療機関でしっかり使い方について教えてもらい、その通りに実行しましょう。
一方、セルフケアでも治療は可能です。ただし時間が掛かるというデメリットがあります。たとえばハイドロキノンは処方される薬は濃度が5-10％ですが、市販のコスメでは4％以下になっています。市販薬を飲むという方法もあります。
LシステインやビタミンC、ビタミンEなどが配合されているものが多いです。これらはシミ以外にも疲労回復などにも効果がありますので、一石二鳥と言えます。