シミには、様々な種類があります。最近は、女性ホルモンの影響が強い肝斑というシミに悩む女性が増えています。美白サプリメントや美白化粧品など、様々な肝斑対策商品が販売されていますが、漢方にも肝斑対策になるものがあります。肝斑は、紫外線が原因ではなく、ホルモンバランスの乱れやストレスが原因となってできます。

肝斑は、頬骨のあたりを中心に、左右対称に広がっているパターンが多いです。皮膚の専門家でも、肝斑と肝斑以外のシミを区別することは難しいと言われています。漢方では、肝が自律神経のバランスを調節し、女性の生理などをコントロールしています。肝の機能が低下すると、憂鬱な気分になったり、イライラすることが多くなります。

そして、ホルモンのバランスが乱れ、肝斑ができる要因ともなります。ストレスを減らすためには、ストレスの原因を確認して取り除くことが大事です。そして、血と気の巡りを良くしておくことが重要です。ホルモンバランスを整え、血の流れを良くする漢方薬には、桂枝茯苓丸や加味逍遙散があります。

桂枝茯苓丸は、婦人病の疾患に用いられることが多い漢方薬です。加味逍遙散は、のぼせ、生理不順、自律神経失調症などに用いられます。漢方薬を飲んだからといって、すぐにシミが消えるわけではありません。しかし、自分に合った漢方薬を処方してもらうことで、根本的なところからの改善が期待できます。

漢方薬は優しく効くので、じっくりとホルモンバランスを整えていきたい人には、ぴったりです。

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